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公開日:2025/9/1

日本はなぜ地震が多い?原因と種類、そして日常からできる備え

1. 日本で地震が多い理由

日本は世界の陸地面積のわずか0.25%しかありませんが、世界で発生する地震の約20%が集中しています。
その理由は、日本列島の周辺に 4つのプレート(ユーラシア・北米・太平洋・フィリピン海)が重なり合っているため です。プレートがぶつかり合い、ひずみが蓄積し、限界を超えたときに大きなエネルギーが解放されて地震が発生します。


2. 地震の種類

地震にはいくつかのタイプがあります。発生場所や仕組みによって、被害の特徴も異なります。

  • 海溝型地震:プレートが沈み込む境界で発生。例:東日本大震災(2011年)
  • 活断層型地震:陸地の断層がずれて起きる。例:阪神・淡路大震災(1995年)
  • 火山性地震:火山のマグマ活動や噴火に伴って起きる

3. 地震の揺れの特徴

  • 縦揺れ(P波)
     突き上げるような揺れ。まず最初に到達し、家具の転倒などの原因に。
  • 横揺れ(S波)
     遅れて到達し、建物倒壊や大規模な被害につながる強い揺れ。
     津波を引き起こすこともあり、注意が必要です。

4. 日常からできる地震への備え

(1)家具や住まいの安全対策

  • 家具や家電は転倒防止金具で固定
  • ガラスには飛散防止フィルムを貼る
  • 寝室や出入口付近には倒れやすい家具を置かない

(2)自宅に備えておきたい防災グッズ

災害発生直後から数日間は、公的な支援が届くまで時間がかかることがあります。
自宅での備蓄持ち出し用リュック の両方を準備しておきましょう。

一次防災グッズ(すぐに使えるもの)

  • 懐中電灯
  • 携帯ラジオ
  • モバイルバッテリー
  • 乾電池・充電器

生活を支える備蓄品(3日〜1週間分)

  • 飲料水(1人1日3L × 家族人数分)
  • 保存食(レトルト・缶詰・乾パンなど)
  • トイレットペーパー・ウェットシート
  • カセットコンロ・ガスボンベ

⇒ 普段から少し多めに備え、消費と補充を繰り返す ローリングストック法 が有効です。

非常用持ち出しリュックに入れるもの

  • 現金(小銭も)
  • マイナンバーカード(健康保険証利用登録済み)
  • 常用薬・救急用品
  • 衛生用品(マスク・生理用品など)
  • 着替え・雨具・タオル

(3)ペットのための備え

ペットも大切な家族です。人と同じように1週間程度の備蓄が望ましいです。

  • ペットフード・飲み水
  • 療法食や薬
  • キャリーバッグ
  • 首輪・リード(伸びないもの)
  • 食器・トイレ用品

⇒ 災害時はペット用物資の供給が遅れる可能性があるため、飼い主が責任を持って準備しておくことが大切です。


5. フェーズフリーの考え方

「災害時だけの特別な備え」ではなく、普段の生活でも役立つものを選び、いざという時にも活用する という考え方です。
例えば、普段から飲んでいる水や食べている食品をローリングストックすることで、無理なく備蓄を続けられます。


まとめ

日本は地震大国であり、避けることはできません。しかし、

  • 地震が起こる仕組みを知る
  • 種類や揺れの特徴を理解する
  • 日常的に備蓄や住まいの安全対策をしておく

ことで、被害を最小限に抑えることができます。

地震は「いつか起きるもの」ではなく「必ず起きるもの」。
今日からできる備えを、家族と一緒に始めてみましょう。


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