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公開日:2025/8/24
「南向きの家は建てるな」は本当?メリット・デメリットと家づくりの工夫
注文住宅の土地探しや間取りを考える際に、よく耳にするのが「南向きの家は建てるな」という言葉です。
一見すると南向きの家は日当たりが良く理想的に思えますが、なぜそんな意見があるのでしょうか?
実はこの考え方は、昔の住宅事情を前提にしていることが多く、現在の住宅性能を踏まえると必ずしも当てはまりません。
本記事では、南向きの家が敬遠される理由とその実態、そして南向き住宅のメリットや注意点を詳しく解説します。
「南向きの家は建てるな」と言われる6つの理由
南向きの家が避けられると言われる主な理由は以下の6つです。
1. 土地価格が高い
南向きの土地は人気があり、価格が高騰しやすい傾向があります。土地費用に予算を割かれると建物にこだわれなくなることも。
→ 対策:面積をコンパクトにして3階建てにするなど、土地の広さより設計で工夫しましょう。
2. プライバシーが確保しにくい
南向きのリビングが道路に面すると、外からの視線が気になりがちです。
→ 対策:庭や駐車場を挟む、フェンスを設置する、2階リビングにするなどで解決できます。
3. 夏は暑くなりやすい
直射日光で室温が上がりやすく、夜も熱がこもることがあります。
→ 対策:断熱性能の高い住宅なら問題なし。Low-eガラスや遮熱カーテンで日差しをコントロールしましょう。
4. 家具や内装が日焼けする
紫外線で家具やフローリングが色あせる可能性があります。
→ 対策:UVカットガラスやレースカーテンを取り入れれば防げます。
5. 北側が暗くジメジメする
南向き住宅では北側が日陰になり、湿気やコケが発生しやすいです。
→ 対策:通気層を設けた外壁材や定期的な清掃で解決可能。
6. 土地探しに時間がかかる
人気ゆえに南向きの土地は希少で、条件に合う土地が見つかりにくいことも。
→ 対策:南向きにこだわらず、他の方角も選択肢に入れることが大切です。
南向きの家を建てるメリット
一方で、南向き住宅には多くのメリットもあります。
- 一日中明るく開放的
リビングに自然光が差し込み、快適な空間を実現できます。在宅ワークや休日の家時間を充実させたい方におすすめ。 - 洗濯物が乾きやすい
日当たりが良いので外干しも部屋干しも快適。冬場の光熱費削減にもつながります。 - 資産価値が高い
需要が高く、将来の売却や相続時に有利。査定額に差が出るケースもあります。 - 明るい庭や家庭菜園を楽しめる
ガーデニングや家庭菜園に最適な環境を作りやすいです。
南向き住宅を建てる際のポイント
デメリットを回避して快適な家にするには以下の工夫が有効です。
- 断熱性能を高める
- プライバシーに配慮した間取り(庭・駐車場・2階リビングなど)
- 部屋の用途を日当たりに合わせる(北側=寝室や趣味部屋)
- 外壁材や窓の選定に注意し、耐久性や遮熱性を重視
南向き以外の家の特徴
「南向きだけが正解」ではありません。各方角には次のような特徴があります。
- 北向き:最も日当たりが少ないが、寝室や書斎に最適
- 東向き:朝日が入り爽やか。午後は涼しい
- 西向き:夕方に明るく、冬は暖かい
それぞれの方角にメリット・デメリットがあるため、ライフスタイルに合わせて検討しましょう。
まとめ
「南向きの家は建てるな」という意見は、昔の住宅性能や生活環境に基づいた考え方にすぎません。
現在の注文住宅は断熱・遮熱性能が高く、間取りの工夫次第でデメリットを解消できます。
大切なのは、方角よりもライフスタイル・予算・住宅性能のバランスです。
南向きの土地に限らず、理想の住まいを実現できる土地を選びましょう。
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