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公開日:2025/7/26
高断熱住宅で後悔しないために!窓えらびの重要ポイント
~省エネ・健康・快適な暮らしを実現するために~
高断熱住宅に注目が集まる理由
近年、住宅の省エネ性能や快適性、健康への影響を重視する人が増え、「高断熱住宅」が注目されています。
しかし、実は日本の住宅は世界的に見て断熱性能が低いことが知られています。断熱性が不足すると、外気の影響を受けやすく、**「夏は暑く、冬は寒い」**というストレスフルな環境に。
当然、冷暖房にかかるエネルギーも増え、光熱費の上昇や健康リスクにもつながります。
では、そんな高断熱住宅を実現するために、何を重視すべきでしょうか?
答えはズバリ、「窓選び」です。
暑さの約7割・寒さの約6割は「窓」が原因
家の中で熱の出入りが最も多いのは窓などの開口部です。
- 夏の冷房中に外から侵入する熱の約**73%**は窓から
- 冬の暖房中に逃げる熱の約**58%**も窓から
このように、暑さや寒さの多くは「窓」が原因。つまり、窓の断熱性能を高めることこそが快適な家づくりのカギとなるのです。
断熱性を左右する「熱貫流率」とは?
窓の断熱性能は「熱貫流率(U値)」という数値で示され、数値が小さいほど断熱性能が高いことを意味します。
日本の住宅における窓の基準値は「2.33以下」ですが、これはドイツ(基準値1.3)などの欧州諸国や韓国・中国と比べて明らかに低水準。
加えて、日本では断熱性能に関する基準は「指標」止まりで義務化されていないのが現状です。
※2025年4月からはすべての新築住宅に対して省エネ基準の適合が義務化されます。
窓選びのポイント:サッシ(フレーム)にも注目!
「ガラスさえ高性能にすればいい」と思われがちですが、窓の断熱性は“フレーム(サッシ)”との組み合わせによって大きく変わります。
主なサッシとガラスの組み合わせ(YKK AP調べ)
| フレーム+ガラス構成 | 熱貫流率(W/㎡K) | 断熱性能 |
|---|---|---|
| 樹脂フレーム+トリプルガラス | 0.90 | ◎ 最も高性能 |
| 樹脂フレーム+複層ガラス | 1.31 | ○ 高性能 |
| 樹脂+アルミの複合サッシ+複層ガラス | 2.33 | △ 一般的 |
| アルミサッシ+複層ガラス | 4.65 | × 非推奨 |
実際の住宅では、樹脂とアルミの複合サッシ+複層ガラス(熱貫流率2.33)が最も多く使われているというのが現実。
これはコストや供給体制の影響もありますが、真に快適な家を目指すなら「樹脂フレーム」を選ぶのがポイントです。
なぜ日本は樹脂窓の普及が遅れている?
以下は**世界の樹脂窓普及率(YKK AP提供データ)**の一例です。
- 韓国:約80%
- アメリカ・ドイツ・フランス:約60%以上
- 日本:約20%
なぜこんなにも差があるのか?
それは、日本では精度の高いアルミサッシを低コストで大量生産できる技術が発展してきたことが背景にあります。その結果、断熱性能は劣るものの、高品質なアルミサッシが長年スタンダードになってきたのです。
「数値」ではなく「体感」で選ぶのも一つの方法
「U値」「熱貫流率」と言われても、実際にどれだけ暖かいのか冷たいのか、ピンと来ないという方も多いのではないでしょうか?
そんな方には、「体験型ショールーム」での体感見学がおすすめです。
まとめ:後悔しないために「窓の断熱性能」に注目を
高断熱住宅の性能を大きく左右するのが「窓」。
性能の高い家を目指すなら、以下のポイントを意識しましょう。
- 「樹脂フレーム+トリプルガラス」または「樹脂+複層ガラス」がおすすめ
- フレームの素材がアルミだけのものは避ける
- カタログの数値だけでなく、体感してから選ぶ
今後、省エネ基準の義務化が本格化する中、快適で健康的な暮らしを実現する家づくりには、窓の選定が欠かせません。
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