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公開日:2025/4/4
住宅ローンのボーナス併用返済|メリットとリスクを解説
住宅ローンの返済方法には、主に2つの方法があります。
- 毎月定額を返済する方法
- 毎月の返済に加え、ボーナス月に返済額を増額する「ボーナス併用返済」
ボーナス併用返済を利用すると、毎月の返済額を抑えられるメリットがあります。しかし、収入の変動リスクも伴うため、慎重な検討が必要です。本記事では、メリット・デメリットを詳しく解説し、資金計画のポイントをお伝えします。
毎月返済とボーナス併用返済の違い
例えば、以下の条件で住宅ローンを借り入れた場合の返済額を比較してみましょう。
- 借入額:3,000万円
- 金利:1%
- 返済期間:35年
返済方法 | 毎月返済額 | ボーナス月の返済額 |
---|---|---|
毎月返済のみ | 84,685円 | 0円 |
ボーナス併用返済(ボーナス返済額600万円) | 70,571円 | 84,832円 |
ボーナス併用返済を利用すると、月々の返済額を約14,000円抑えることができます。
ボーナス併用返済のメリット
1. 月々の返済負担を軽減できる
ボーナス併用返済を利用すると、毎月の返済額を抑えられるため、生活費にゆとりが生まれます。
2. 借入可能額を増やせる
住宅購入時に予算オーバーした場合、ボーナス併用返済を利用することで、希望する物件を購入しやすくなります。
3. 計画的に返済すれば、繰上返済も可能
ボーナス月の余剰資金を活用し、繰上返済を進めれば、総返済額を減らすことも可能です。
ボーナス併用返済のリスクとデメリット
1. ボーナスは確実ではない
ボーナスは会社の業績や景気に左右される変動収入です。業績が悪化すると、ボーナスが減額・カットされる可能性があります。そのため、ボーナス併用返済を前提としたローン計画はリスクが伴います。
2. 万が一の事態に備えられない
例えば、働き手が病気やケガで働けなくなると、生活資金が不足する可能性があります。さらに、住宅ローンの返済が滞ると、信用情報に傷がつき、ブラックリストに載るリスクもあります。
3. すでに使い道が決まっているボーナスでは対応できない
教育資金や旅行費用など、ボーナスを別の目的に充てる家庭も多いため、ローン返済に回す余裕がない場合もあります。
【実例】ボーナス併用返済を活用したAさんの場合
Aさんは住宅購入時、希望していた予算をオーバーしてしまいました。しかし、毎月の返済額は「前住居の家賃+1万円以内」と決めていたため、予算オーバー分の300万円をボーナス返済として上乗せしました。
その結果、ボーナス月に約5万円を加算しながら返済を続けています。
【実例】ボーナス併用返済で後悔したBさんの場合
Bさんは、月々の負担を軽くするためにボーナス併用返済を選択しました。しかし、会社の業績悪化により、ボーナスが50%カットされ、予定していた返済が困難に。その結果、貯蓄を取り崩しながらの生活を強いられ、家計が厳しくなってしまいました。
まとめ|ボーナス併用返済を考える際のポイント
ボーナス併用返済は、計画的に活用すれば有効な手段ですが、リスクも考慮する必要があります。
ボーナスに頼らず、毎月の返済額を固定しても生活できるか確認する
ボーナスが減額された場合でも返済できるか検討する
貯蓄をしっかり確保し、万が一の事態に備える
住宅ローンの完済は長い道のりです。将来の生活設計を見据えた無理のない返済計画を立てましょう。
高槻市で新築戸建てをご検討の際はBELLEHOUSING高槻店にご相談ください。