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公開日:2025/3/17
南海トラフ地震に耐える家づくり – 高槻市での防災住宅のポイント
南海トラフ地震は、今後30年以内に70~80%の確率で発生するとされる大規模地震です。高槻市も強い揺れに見舞われる可能性があり、耐震性の高い家づくりが求められます。ここでは、南海トラフ地震に備えるための住宅設計や建築のポイントを解説します。
1. 高槻市の地盤と地震リスク
高槻市は、北部の山間部から南部の低地まで地形が多様です。特に以下の点に注意が必要です。
- 強固な地盤エリア:摂津峡周辺や阿武山地区は比較的地盤が強く、揺れに対する耐性が高い。
- 液状化リスクがあるエリア:淀川沿いの三島江・唐崎・柱本エリアは地盤が軟弱で、液状化の可能性がある。
土地選びの際には、地盤調査を実施し、必要に応じて地盤改良を行うことが重要です。
2. 耐震性の高い住宅設計
① 耐震等級3の住宅を選ぶ
耐震等級は、建物の耐震性を示す指標で、耐震等級3が最も強度が高いランクです。これは消防署や警察署と同レベルの耐震性能を持ち、南海トラフ地震級の揺れにも耐えることができます。
② 制震・免震構造を取り入れる
- 制震構造:建物内部にダンパーを設置し、地震の揺れを吸収。
- 免震構造:基礎部分に免震装置を設置し、地震エネルギーを軽減。
特に木造住宅では、制震ダンパーの設置がコスト面でも現実的な選択肢となります。
③ 強固な基礎設計と地盤改良
地盤が弱い場合は、柱状改良や鋼管杭などの地盤補強を行い、液状化による被害を防ぎましょう。また、基礎は「ベタ基礎」を採用することで、建物全体の安定性を向上できます。
3. 家庭でできる防災対策
① 家具の固定と転倒防止
- 大型家具は壁に固定する(L字金具や突っ張り棒を使用)
- 窓ガラスには飛散防止フィルムを貼る
- 寝室には重い家具を置かない
② 非常用備蓄の確保
南海トラフ地震発生時、ライフラインが停止する可能性が高いため、最低3日~1週間分の備蓄を準備しましょう。
- 飲料水(1人1日3L目安)
- 非常食(レトルト食品、缶詰、カロリーメイトなど)
- モバイルバッテリー
- 簡易トイレ
③ 避難ルートとハザードマップの確認
高槻市のハザードマップを活用し、自宅のリスクを把握しておきましょう。
- 最寄りの避難所の確認(徒歩で移動可能な場所が理想)
- 家族間の連絡手段を決める(LINEや災害用伝言ダイヤル)
4. まとめ
南海トラフ地震に備えるためには、耐震性の高い住宅の建築と、家庭での防災対策が不可欠です。耐震等級3の取得、制震・免震技術の導入、地盤改良などを取り入れ、安全な住まいを確保しましょう。
高槻市で安心して暮らせる家づくりをするために、今からできる備えを始めましょう!
高槻市で新築戸建てをご検討の際はBELLEHOUSING高槻店にご相談ください。