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公開日:2025/7/28

知らないと後悔する!? 私道負担の土地のメリット・デメリットと注意点

注文住宅を建てるために土地探しをしていると、「私道負担あり」と記載された物件を目にすることがあります。

「そもそも私道負担とは?」「購入しても大丈夫なの?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、私道負担の意味や公道との違い、購入時の注意点やメリット・デメリットを分かりやすく解説します。


私道負担とは?意味と背景

私道負担とは、敷地の一部が“私道”として利用される土地のことを指します。

建築基準法では、住宅を建てるには「幅4m以上の道路に2m以上接している」ことが求められます(接道義務)。この要件を満たすため、広い土地を分譲する際に新しく私道を整備するケースが多く見られます。

場合によっては、**セットバック(敷地の一部を後退させること)**が必要になることもあります。


公道と私道の違い

区分公道私道
所有者国・自治体など個人・法人など
管理者公的機関所有者自身
地番無し有り(登記簿上で確認可能)
通行一般開放通行制限がある場合も

私道か公道かを調べるには?

  • 法務局で登記簿謄本を確認
  • 市役所の建築指導課や道路管理課で確認
  • 不動産会社に道路種別を確認

私道負担のある土地のメリット

1. 土地価格が安めに設定されている

私道負担があると評価額が下がるため、一般的に市場価格より割安になる傾向があります。

2. 交通量が少なく静か

住民以外は基本的に通行しないため、静かな住環境を実現しやすいです。

3. 売却時に持分の売却益が得られる

将来的に土地を売却する際には、私道部分の所有権(持分)も含めて売却できる可能性があります。


私道負担のデメリット

1. 自由に使えない

私道だからといって、建築・駐車・物置設置などはできません。他者の通行を妨げる行為は禁止です。

2. 維持管理にコストがかかる

舗装の修繕・清掃・除雪などは、所有者が費用を負担する必要があります。

また、固定資産税や都市計画税も課税対象です(申請により非課税になるケースもあります)。

3. 近隣トラブルの可能性がある

特に共有名義の私道では、利用方法や修繕費の負担で揉めることがあります。


私道負担のある土地を購入するときの注意点

1. 権利関係の確認

私道の所有者は誰か?単独名義か共有名義か?持分の割合や修繕のルールは要確認です。

2. トラブルの有無をチェック

過去に通行や使用方法での近隣トラブルがないか、不動産会社や売主に確認しましょう。

3. 土地面積に注意

広告などに記載されている面積には、私道部分も含まれている場合があります。実際に建物を建てられる面積かどうか、必ず確認しましょう。


私道を通り抜けできないときの対処法

私道を通行できないと、生活や建築計画に支障をきたします。以下の方法で対処できます。

  1. 所有者と交渉して通行許可を得る(書面契約が望ましい)
  2. 通行地役権を設定して登記する
  3. 代替ルート(他の私道・公道)の使用を検討
  4. 必要があれば法的手続きも視野に
  5. 専門家(司法書士・弁護士)への相談

よくある質問(FAQ)

Q:私道持分を持っていれば自由に使えますか?

A:いいえ。通行目的に限られ、建築や駐車などは制限されます。

Q:私道の通行に制限がかかることはありますか?

A:あります。所有者が許可しなければ通行できないケースもあるため、事前の契約・確認が必要です。

Q:私道負担の維持費用はいくらくらいかかりますか?

A:規模や状態によりますが、修繕・補修・税金などを共有者で分担する必要があります。


私道負担のある土地も工夫次第で有効活用できます

私道負担のある土地には注意点も多いですが、その分、静かで価格も控えめな好条件がそろうこともあります。

権利関係や用途をしっかり把握したうえで計画を立てれば、満足度の高いマイホームづくりが可能です。


私道負担のある土地の購入・設計は「BELLE HOUSING高槻店」へご相談ください

敷地条件が限られる土地でも、設計の工夫次第で快適な暮らしを実現できます

BELLE HOUSING高槻店では、一人ひとりに合わせたご提案を行っています。

 お問い合わせ:0120-731-303