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公開日:2025/7/12

床暖房のデメリットとは?後悔しないための選び方と注文住宅での活用ポイント

床暖房は、足元からじんわりと室内を暖め、快適な冬を過ごせる人気の設備です。注文住宅を検討する方の中にも、「床暖房はつけるべきか?」と悩まれている方は多いのではないでしょうか。

実は、床暖房には知らないと後悔する「デメリット」もあるため、採用前にしっかりと特徴を理解しておくことが大切です。

この記事では、床暖房の種類や仕組み、メリット・デメリット、正しい選び方、導入事例や光熱費対策まで詳しく解説します。


床暖房とは?仕組みと種類を知ろう

床暖房とは、床の下に設置した熱源によって部屋全体を暖めるシステムのこと。空気を汚さず、部屋をじんわり均一に暖められるため、エアコンやストーブとは異なる快適性があります。

床暖房の種類は主に次の2つに分かれます。

温水式床暖房

温水パイプにお湯を循環させて暖める方式で、以下のような熱源が用いられます。

  • ガス給湯器(立ち上がりが早い)
  • 灯油ボイラー
  • ヒートポンプ(省エネ性が高くエコ)

メリット:温度ムラが少なく、複数の部屋を一括で効率よく暖められる
デメリット:初期費用が高く、部分的な設置には不向き。不凍液の補充などの定期的なメンテナンスも必要です。

電気式床暖房

電熱線や発熱体に電気を流して暖める方式で、次の3タイプがあります。

  • 電熱線式(床下の電線で発熱)
  • 蓄熱式(夜間電力で蓄熱し日中放熱)
  • PTCヒーター式(自己温度調整機能付き)

メリット:導入費が安く、部分的な設置も可能
デメリット:ランニングコストが高くなりがちで、広範囲の暖房には不向きです。


床暖房のメリット5つ

1. 部屋全体をムラなく暖める

床からじっくり熱が伝わるため、吹き抜けのある空間や広いLDKでも温度差が少なく快適です。

2. 風が出ないから快適

エアコンのように風を出さないので、肌の乾燥やほこりの舞い上がりがなく、体にやさしい暖房方法です。

3. 足元から暖かく、体感温度が高い

冷えやすい足元がぽかぽかと暖まり、エアコンよりも暖かさを感じやすいです。

4. 掃除がしやすく、寿命が長い

構造がシンプルで故障も少なく、メンテナンスも手間がかかりません。耐用年数は20~30年と長寿命です。

5. 他の暖房器具と相性が良い

エアコンと併用することで短時間で効率的に暖められ、省エネにもつながります。


床暖房のデメリット5つ

1. 電気代がかかる

単独使用や長時間稼働で光熱費が増える傾向にあります。対策としては、エアコンとの併用やタイマー設定が有効です。

2. 導入コストが高い

新築時に数十万円以上かかることが一般的。後からの設置はさらに高額になるため、新築時の計画がベストタイミングです。

3. 故障時の修理が大変

床下に熱源があるため、修理には床材の取り外しが必要になるケースもあります。

4. メンテナンスが必要

特に温水式では、不凍液の補充や熱源機器の点検など、定期的なメンテナンスが不可欠です。

5. 立ち上がりに時間がかかる

エアコンと比べると暖まり始めるまでに時間がかかります。就寝前のタイマー設定や併用で対策しましょう。


注文住宅での床暖房の選び方

吹抜けや高天井の空間がある場合

床暖房は高天井空間との相性が良く、空間全体をじんわり暖めてくれます。乾燥もしにくく、体感的にも快適です。

光熱費が気になる方は太陽光との併用を

太陽光発電を導入すれば、昼間の電力を自家消費でき、光熱費を大幅に削減可能。蓄電池との併用で夜間も省エネに。

ガス会社の割引プランをチェック

ガス床暖房には、ガス料金が安くなる割引メニューがあります。導入前にガス会社のプランを確認しましょう。


まとめ:長期的な視点で、快適な冬をつくろう

床暖房は、快適性が高い一方で、コスト面やメンテナンスなどの注意点もあります。注文住宅で導入する際には、メリットとデメリットを正しく理解し、ライフスタイルや光熱費対策も含めた全体計画を立てることが大切です。

納得できる住まいづくりの第一歩として、床暖房の適切な選び方を知ることから始めましょう。


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