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公開日:2025/6/7
敷地条件を活かした空間づくりの工夫|高槻市で注文住宅をご検討の方へ
家づくりを土地探しから始める方にとって、「この場所で自分たちらしい暮らしができるのか?」という迷いや不安はつきものです。
予算やエリアが決まっても、「道路が狭い」「日当たりが良くないかも」「間口が狭い」など、土地にはひとつやふたつ気になる点があるもの。でも、そうした条件のすべてをクリアした“完璧な土地”に出会えることは、実はあまり多くありません。
だからこそ大切なのは、「土地の条件をどう活かすか」という視点です。
今回は、敷地の特徴を前向きにとらえて、心地よい空間を実現するための工夫を3つのケースに分けてご紹介します。
CASE1|住宅密集地でも“広がり”を感じる空間演出
都市部や住宅が密集したエリアでは、敷地に限りがあるため、建物の大きさにも制限が出やすくなります。「狭くて窮屈にならないかな…」と不安になるかもしれませんね。
そんなときは、視覚的な広がりをつくる工夫を取り入れてみましょう。
たとえばこんな工夫があります
- 窓や棚などを横方向に揃えることで広く感じさせる
- 家具や照明のラインを低めに設定して落ち着いた印象に
- エアコンなどの存在感を抑え、空間をスッキリ見せる
さらに、床と高さを合わせたテラスや、小さな地窓を取り入れることで、室内から外の風景につながりが生まれ、空間に奥行きが感じられます。平面図ではわからなかった広さも、モデルハウスやCGパースで立体的に見ると、ぐっとイメージが広がりますよ。
CASE2|高さ制限がある敷地でも開放感と落ち着きの両立を
斜線制限などにより建物の高さが制限されるエリアでは、すべての部屋に十分な天井高を確保するのが難しい場合もあります。
そんなときは、空間に「メリハリ」をつける設計がおすすめです。
たとえば…
- リビングは吹抜けや大きな窓で開放的に
- 個室や寝室はあえて天井を低めにして落ち着いた空間に
天井が高ければ良いというわけではなく、人がくつろぐには“ちょうどいい”高さがあります。加えて、天井が低い分だけ空間のボリュームが減るため、冷暖房の効率も上がるというメリットも。
狭小地や3階建て住宅でありがちな“圧迫感”も、天井の高さを工夫することで、心地よい空間へと変えられます。
CASE3|隣家との距離が近い土地は「2階リビング」という選択も
日当たりや通風が気になる敷地の場合、リビングを2階に配置することで、明るく気持ちの良い空間を確保できることがあります。
1階にリビングを置くと、周囲の建物による影響で暗くなりがちですが、2階なら光を取り込みやすく、屋根の形を活かしてハイサイドライトを設けることで、自然光と風を感じる心地よいリビングがつくれます。
ただし、こんな工夫も必要です
- 日常の動線に配慮し、洗面や浴室も2階にまとめる
- 将来エレベーターを設置できるスペースを確保しておく
- LDKの真下には物置や書斎など音の影響が少ない部屋を配置
2階リビングは、高低差をうまく使うことで快適さを引き出せる間取りです。将来を見据えたプランニングが成功の鍵になります。
「吹抜け」も広さと明るさを感じさせる効果的な方法
縦方向に空間をつなぐ吹抜けも、限られた敷地条件で開放感を得る方法のひとつです。ただし、設計においては以下のようなポイントを事前に検討しておくことが重要です。
吹抜けの検討で大切な3つのこと
① 耐震性の確認
吹抜けを設けると床面積が減り、構造的な強度に影響が出ることがあります。構造計算を行い、耐震等級3(最高等級)を目指す設計でしっかりと安全性を確保しましょう。
② 冷暖房効率への配慮
暖気が上へ逃げやすいため、断熱・気密性能(UA値・C値)の高さが必要です。併せて床暖房の利用なども効果的です。
③ ご家族のライフスタイルに合うかどうか
吹抜けは家族の気配が感じられる一方で、上下階で音が通りやすくなります。プライバシーを重視するご家庭には不向きな場合もあるので、**「どんな暮らしがしたいか」**を考えながら取り入れましょう。
まとめ|土地の個性を暮らしの魅力に変える家づくりを
土地にはそれぞれ特徴があります。ときには不安や制約と感じる部分も、設計の工夫で暮らしの魅力に変えることができます。
「この土地では難しいかも…」と諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。私たちは、高槻市を中心に、土地探しから間取り、資金計画までトータルでサポートしています。
どんな暮らしがしたいか、どんな空間が心地よいのか──。
その想いを、ぜひ一緒にカタチにしていきましょう。
高槻市で新築戸建てをご検討の際はBELLEHOUSING高槻店にご相談ください。