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公開日:2025/5/29

【前編】イマドキの家づくりと家族の暮らし

施主様の夢を形にする、個性あふれる住まい

イマドキの住まい方の楽しみであるマイホームは、施主様の夢や希望の具現化です。もちろん、それは法規的・経済的・町並みなど、様々な社会的要因により制限されますが、その中でも、外観や間取りに施主様の趣味や嗜好が現れます。

当社の建てる家は「個性的」と言われることが多いのですが、それは施主様ご自身の「こう暮らしたい」が反映された結果だと感じています。住宅における「個性の実現」とは、住まい手が「ここが私の場所だ」と感じられるような空間を作ることに他なりません。

家族のかたちと住まいの変化

かつてのような家父長制による大家族は減り、今や核家族や単身世帯が当たり前に。結婚を選択しない人も増え、情報社会の進展と共に住まいのスタイルも多様化しています。

こうした中で、住まいに求められるものは「家族の距離感のちょうどよさ」と「自分らしく過ごせる居場所」へと変わってきています。

リビング階段と一体型LDKの人気

20年ほど前には見られなかった「リビング階段」が今では定番に。子どもが帰宅した時に顔を合わせられるなど、家族のコミュニケーションを大切にする設計として支持されています。

また、以前はLDKに家族が集まるのは食事の時だけでしたが、現在は、同じ空間でそれぞれが自分の好きなことをして過ごす「気配を感じ合えるLDK」が好まれています。

スタディスペースが育む学びの習慣

キッチン近くに設けたスタディスペースで、子どもたちは宿題をし、お母さんは夕食を準備。わからないことをすぐ聞ける環境が、自然と学びを支えます。有名中学に合格した子どもが「リビングで勉強していた」というエピソードもその一例。

こうした工夫が、子どもの協調性や社会性を育む大切な土台になるのです。

まとめ:家族の「つながり」を支える住まい

子どもとの時間を楽しめるLDKや、家族で一緒に使える大きなテーブル、読書習慣を育む本棚の工夫など。家族の関係性を育てる設計が、これからの住まいにはますます求められています。