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公開日:2025/5/15
買付証明書とは?|購入希望を正式に伝える最初の一歩
例えば、不動産会社やインターネットなどで土地を探して、現地を見学し、「ここなら理想の家が建てられそう!」という土地に出会えたとします。その時に、次のステップとして必要になるのが「買付証明書」です。
買付証明書とは?
買付証明書とは、
「この土地を購入したい」という意思表示を売主に伝えるための書類です。
価格や引渡し時期、住宅ローンの利用予定など、購入希望の条件を明記して、売主(または売主側の不動産会社)に提出します。
つまり、購入したい土地と出会ったら、この買付証明書を提出することで、正式な交渉がスタートするのです。
買付証明書に記載する内容
買付証明書には、以下のような内容が記載されます:
- 購入希望価格
- 支払方法(現金 or 住宅ローン)
- 契約希望日
- 引渡し希望日
- その他条件(価格交渉、引渡し時期の希望など)
- 申込者の氏名・住所・連絡先
不動産会社によって書式は異なりますが、基本的な内容は共通です。
「あと50万円価格を下げてほしい」「この日までに引き渡してほしい」などの要望がある場合も、買付証明書にしっかり記載して提出します。
買付証明書の注意点2つ
① 法的な拘束力はない
買付証明書は、あくまで「購入希望の意思表示」であり、法的な拘束力はありません。
例えば、「価格を50万円下げてほしい」と条件をつけて買付を出した場合、交渉中に他の方が満額で買付証明書を出した場合は、そちらの購入希望者に売却される可能性もあります。
もちろん不動産業界では、「買付証明書を出した順に交渉する」という慣例があります。
そのため多くの場合、「満額での買付希望が入りましたが、先に買付を出した方が満額で購入される意思があるかどうか確認します」と連絡をくれます。
しかしこれはあくまで「慣例」であり、売主は最終的にどの方に売却しても構わないというのが実情です。
条件に合う土地に出会うチャンスは多くないため、希望条件と現実のバランスをどう取るか、事前に家族で話し合っておくのが理想的です。
② 住宅ローンの事前審査が必要な場合もある
もうひとつの注意点は、住宅ローンの事前審査についてです。
通常、買付証明書の提出後から売買契約までの間(1〜2週間程度)に住宅ローンの事前審査を進める流れになります。
しかし、最近では「買付証明書の提出時点で、事前審査が通っていること」が条件になるケースも増えてきました。
背景としては、銀行の審査が以前より厳しくなっており、買付後にローン審査が通らなかったというケースも少なくないためです。
そのため、買付証明書を出す前に、
✅ 希望金額でローンの事前審査を通しておく
✅ 審査通過証明(金融機関の承認連絡など)を用意しておく
という準備が重要になってきています。
事前審査を通しておけば、いざ「この土地が欲しい!」という時に、スムーズに買付提出〜契約に進めます。
まとめ|買付証明書を正しく理解して理想の土地を手に入れよう
買付証明書は、理想の土地を確保するための最初の一歩です。
希望のエリアや条件にぴったり合う土地には、多くの購入希望者が集まることも少なくありません。
- 法的拘束力がないこと
- 住宅ローンの事前審査が必要な場合があること
この2点をしっかり理解したうえで、「この土地に住みたい!」というタイミングに備えて準備をしておくことが大切です。
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